- レンズについて素早く網羅的に理解したい
- プロ思考だからレンズを使いこなしたい
- 色んなレンズがあって難しい
この記事に、映像クリエイターになるために必要なレンズの知識について全てまとめました。
他で情報を探さなくて大丈夫です。このページだけで網羅出来るように情報をまとめましたので、ご安心ください。
XDESIGNのブログは、経験豊富な現役のプロクリエイター達が運営しています。どうぞご贔屓に。それではどうぞ。
レンズの種類と特徴
- そもそもどんなレンズがあるの?
- レンズごとの効果や特徴は?
- 色々ありすぎて理解する自信がない
ショップに行ったりネットで見たりしても、実に様々なレンズがあって何がなんだかわからないでしょう。
ここで朗報です。主となるレンズの種類はたった2つ。そう、2つです。先ずはこの2つのレンズを理解しておけばOK。
さあ、あなたも私も忙しい。前置きはこの辺にしておいて本題に行きましょう。
ズームレンズ
画角を変えられる万能レンズ
ズームレンズは皆が想像しやすい、リングを回してレンズを伸び縮みさせているあのレンズです。ズームリングを回して好きな画角で撮影することが出来ます。
このズームレンズ一本で様々な画角が撮れるためオールマイティで便利であることから、初心者向けのレンズとも言われています。
・ズームリングを回して好きな画角で
・オールマイティに使えるレンズ
・初心者向けのレンズ
単焦点レンズ
画角が固定されている特化型レンズ
単焦点レンズとは画角が固定されているレンズであり、それぞれシーン別に広角系単焦点レンズ、標準系単焦点レンズ、望遠系単焦点レンズがあります。ズームレンズはレンズ1つで全てを担いますが、単焦点は1レンズ1役です。
その代わり単焦点レンズはその画角に特化しており、ズームレンズよりも画質が綺麗です。またボケ感の表現の幅も広く、ズームレンズよりも光を多く取り入れることが出来るため、暗所でも対応出来ます。
・画角が固定されている
・画質が優れている
・ボケ感の表現に優れている
レンズの選び方
- そもそもどんなレンズがあるの?
- レンズごとの効果や特徴は?
- 色々ありすぎて理解する自信がない
レンズの種類を理解して頂いたら、次はレンズの選び方です。レンズはどれを買っても良いと言うわけではありません。
カメラ(ボディ)にのスペックや規格に合ったレンズを選ばなければ、思っていた映像が撮れなかったり、そもそも使えなかっtりもします。
ここからは読者様がそんな失敗に陥らないように、レンズの選び方についてご紹介します。
レンズマウントをチェックする
カメラのマウントと異なるレンズは
一眼レフやミラーレスカメラには、カメラボディーにレンズマウントが備わっています。このレンズマウントにレンズを装着します。そしてこのレンズマウントには決められたサイズの規格があります。
基本的にこの企画サイズに合ったレンズでなければ装着することが出来ません。折角良いレンズを買ったとしても、レンズマウントのタイプが間違っていたら無駄になってしまうのでご注意を。(マウントアダプターがあれば企画似合っていないものでも装着可能)
以下に例をご紹介します。ほんの一例ですのでご参考までに。
メーカー | カメラ | レンズ |
---|---|---|
SONY Eマウント例 | a7 III a7R IV a7S III | EF 12-24mmm G EF 24-70mm F2.8 GM EF 24-240mm F3.5-6.3 OSS |
Canon RFマウント例 | EOS R5 EOS R6 EOS R | RF 24-105mm F4L IS USM RF 24-240mm F4-6.3 IS USM RF 70-200mm F2.8 L IS USM |
Nikon Fマウント例 | D5 D850 D500 | AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR |
・レンズマウントはレンズを取り付ける部分
・レンズマウントにはそれぞれ企画サイズがある
・レンズマウントタイプに合ったレンズしか取り付けられない(マウントアダプターがあれば可)
センサーサイズをチェックする
同じレンズでもカメラのセンサーサイズ(性能)によって画角が変わってくる
カメラにはセンサーサイズと言うものがあります。これはカメラそのものの性能と考えて良いです。一眼のセンサーサイズには下から順にマイクロフォーサーズ、APS-C、フルサイズがあります。
センサーサイズとレンズの種類が異なるとレンズの効果を発揮できなかったり、そもそも使えない場合もあります。事前にカメラのセンサーサイズをチェックして、それにあったレンズを用意しましょう。
・カメラのセインサーサイズとレンズを合わせる
・センサーサイズと異なったレンズは最悪使えない可能性もある
・レンズを購入する前にセンサーサイズは必ずチェックすること
レンズの名称の見方
- そもそもレンズに名前があるの?
- レンズの名前・・暗号にしか見えない?
- わかるように教えて!!
『EF 24-70mm F2.8 GM』。これはSONYのレンズの名称で、暗号ではありません。
だたの英数字の羅列、パスコードにも見えますが、これにはそれぞれスペックを表しています。
プロたち名前を見て『あぁ、じゃぁこれにしよう』と判断するのです。
ではここから、初心者の読者様にも簡単に、一瞬で分かるようにレンズの名称の見方をご紹介します。
レンズの名前が分かればスペックが理解できる
RF 24-240mm F4-6.3 IS USM |
マウントタイプ 焦点距離範囲 開放絞り値 手ぶれ補正 モーター種 |
マウントタイプ
マウント企画を判断する部分です。どのマウントに適応しているのかをここで判断します。
焦点距離範囲
焦点距離のスペックがここでわかります。上記の例の場合は24mm〜240mmの間でズームが可能です。上限が書かれていない場合は単焦点レンズとなります。
開放絞り値
開放絞り値はF値についてのスペックです。レンズの最低絞り値がここで分かります。開放絞り値が低いほど明るいレンズとなり、比較的暗所に強いレンズと言えます。
手ぶれ補正
ここで手ぶれ補正搭載されているかどうかを判断します。基本的に最近のレンズは手ぶれ補正は搭載されています。メーカによって手ぶれ補正の表記が異なります。以下を参照に。
メーカー | 手ぶれ補正表記 |
---|---|
SONY | IS |
Canon | OSS |
Nikon | VR |
OLYMPUS | IS |
Panasonic | O.I.S |
FUJIFILM | OIS |
モーター種
ここでレンズに搭載されているAF(オートフォーカス)モーターの種類が識別できます。
・レンズの名前によってレンズのスペックが分かる
・メーカーによって表記が違うので注意
・購入の際は事前によくよく調査しましょう
レンズの使い方
- レンズを使いこなしたい!
- とりあえずどう使ったらいいの?
- ズームレンズと単焦点レンズの使いわけは?
さぁ、いよいよレンズの使い方です。と、言ってもダイヤルをどう回すとかをお教えするわけではありません。そのレンズによって違いますから。
ここではどのような思考でレンズを使うべきか?をご説明しています。
これを理解することにより、『自分がなぜそのレンズを使っているのか?』が明確になり、明確になることによって作品の精度も上がります。
ズームレンズの使い方
オールマイティな性質を活かし基本はこのレンズで
ズームレンズはどんなシーンでも臨機応変に対応できるため、基本の撮影はこのレンズでOK。このレンズであれば画角も自由に変えられるため、このレンズ1本あれば1つの作品を作ることも可能です。
・通常はこのレンズで
・臨機応変に画角対応可能
・なんならこれだけでもOK
単焦点レンズの使い方
インパクトを持たせたいシーンに
1画角特化型のその性質から、画質の良さ、ボケ感の奥深さ、明るさが素晴らしく、幅広い表現が可能。ドラマティックなシーンな表現やシネマティックな表現に向いています。
・高精度高画質
・ドラマティック/シネマティックな表現が可能
・こだわりのシーンに使う
レンズの保管方法と自分で出来るメンテナンス
- レンズを長持ちさせたい!
- 傷や埃が気になる・・・・
- どうやって保管したらいい?
カメラと同様レンズも精密機械。いや、なんならもっとデリケートかもしれません・・・・。
しかもカメラに負けず劣らず高い・・・・。そんなレンズ、そう簡単に傷つけたり汚したり出来ません。
レンズちゃんを守ってあげなければなりません。
ここからは百戦錬磨のプロの映像クリエイター直伝の、レンズの保管方法と自分で出来るメンテナンスをご紹介します。
防湿庫に保管
カメラ同様にレンズも精密機械なため、湿度や埃に弱い。またその性質上脂汚れや汗が付着する可能性が高いため、酸化して汚れが酷くなったり、匂うようになったりする。可愛いレンズを湿度から守ってあげるために、防湿庫を検討しましょう。
予算的に厳しい場合はドライボックスでもOK。長期間カメラを使う予定がない場合はカメラからレンズを外して、キャップを付けて保管するのが理想。
しかしそれなりに使う予定があるのであれば、付けっぱなしでも問題ありません。逆に頻繁に付け外ししている方が、傷や汚れがついてしまう可能性がUPします。
レンズ前玉の掃除
レンズの前玉とは、被写体に向けるレンズの部分のことです。まずはブロワーでホコリを吹き飛ばしましょう。埃などが残っている状態で拭いてしまうと、レンズに傷がいく可能性があるからです。
しっかり埃を飛ばしてから、クリーニングペーパーで拭き上げましょう。
レンズ後玉の掃除
後玉とはカメラに接触する側のレンズのことです。後玉は前玉から入ってきた光を集める部分なので重要です。後玉も前玉と同様、ブロワーで汚れを吹き飛ばしてからクリーニングペーパーで拭き上げをしましょう。
ズームリングの掃除
ここは頻繁に手が触れている場所です。汗や油汚れがつきます。不潔なものだとズームリングの溝に『茶色い何か』がこべりついている時があります。使用後はクリーニングペーパーで綺麗にしてあげてください。出来るカメラマンは、是非綺麗なカメラを保ちましょう。
レンズの基礎知識まとめ
- レンズの種類を知る
- レンズの選び方を知る
- レンズの使い方を知る
この記事ではプロ志向の読者様に向け、レンズの基礎知識を網羅的にご紹介しました。
是非実際に何ども使ってレンズの知識を深めていきましょう。
次の記事では【映像編集の知識】について学んでいきましょう。良いカメラライフをお送りください。
最後まで有難うございました!
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