【映像制作基礎】クオリティ爆上げする動画撮影の基礎知識『完全版』

  • ちゃんと撮れるか自信がない
  • 映像クオリティが上がらない
  • クオリティを上げる方法を教えて!

『何度も回数を重ねて上手くなるのだ』と言う事はわかっていても、誰でも『最初から上手く撮りたい』という望みがあります。

この記事ではそんなワガママな望みを叶えるべく、上手く取るためのチェックポイントをご紹介しています。

プロのカメラマンがプロが抑えているポイントをお教えしています。最後まで読んで頂くと映像作品のクオリティの爆上がり必須です!

目次

抑えておくべき撮影技法

/

  • 初心者だから全然自信ないんだけど
  • プロはどこを見て撮ってるの?
  • 今すぐ使える撮影技法を教えて!!

初心者でも自信がなくても、今すぐ使える撮影技法をご紹介します。

闇雲にカメラを向けるのではなく、また、赴くままにカメラを向けるのでもありません。

これからご紹介する理論に基づいた映像を撮ることによって、映像のクオリティが飛躍的にUPします。

ぜひ何度も読み介して習得しましょう。

フィックス

カメラを固定させて撮影すぐ技法

カメラを固定させた撮影方法。不要なブレが発生しないように三脚などで固定させます。フィックスは安定した映像を作ことが出来るため、表情など細かな表現を見せることが可能。

フィックス撮影の際の注意点は、意図しないブレは出さないようにすること。三脚を使ったり、壁や棚をうまく活用してカメラを固定しましょう。

・カメラを固定した撮影
・表情など細かな表現を見やすく出来る
・意図しないブレを起こさないように

パン

横方向にカメラを振る撮影方法

カメラを横方向にスライドさせるように動かし、撮影する技法。ちなみに左から右方向に動かすことをパン右から左に動かすことを逆パンと言います。方向によって呼び方が違うのでご注意を。パンする事によって映像に動きを出したり、余韻を残したりできる。

パン撮影の際の注意点はカメラを振る速度に注意することと、地面に対して水平を意識することです。

・左から右を『パン』、右から左を『逆パン』
・パンすることによって映像に動きが出る
・カメラを振る速度と水平移動を意識

ティルト

上下にカメラを動かし撮影する技法

ティルトは上下垂直にカメラを動かし撮影する技法。『チルト』とも。ティルト・アップは下から上へティルト・ダウンは上から下へ。カメラマンは基本的にその場を動かないで撮影する。

ティルト・アップは希望を表現し、ティルト・ダウンは感情の落ち込みの表現に使用される事が多い。ティルト撮影の注意点はティルトスピードや、地面に対して垂直移動させるとこを心がけましょう。

・上から下は『ティルト・ダウン』、下から上は『ティルト・アップ』
・ティルト・アップ/ダウンによって異なる効果がある

・ティルトスピードと垂直移動を意識

ズームイン/ズームアウト

被写体に寄ったり引いたりする技法

もっとも有名な技法。その名の通りカメラのズーム/アウト機能を使い、被写体に寄る/引く技法。ズームインは視聴者の注意を引き、逆にズームアウトはストーリー性あるシーンを表現できます。

ズームイン/ズームアウトでは余計なブレが起こらないように注意する必要があります。三脚などで固定するようにしましょう。また画角が変わることによって余計な物が映り込むことが無いか、注意が必要です。

・ズームインは注意を引き、ズームアウトはストーリー性を表現する効果
・余計なブレが起こらないようにカメラを固定
・画角の変化による余計な物の映り込みに注意

ドリーイン/ドリーアウト

被写体に対してカメラ本体を寄せる/引く技法

ドリーイン/ドリーアウトも被写体に寄る/引くと言う点では、ズームイン/ズームアウトと同じだが、その違いは、カメラ本体を被写体に寄る/引く事です。

効果も同様に、ドリーインする事によって視聴者の集中力を高める効果があり、ドリーアウトする事によって、ストーリー性を出したり環境の表現が出来ます。

ドリーは自身が移動するため、意図しないブレが起こらないよう地形・周囲の把握が必須です。また撮影者は撮影に集中しているため、事故の危険性があります。アシスタントをつける事が望ましい。

・カメラ本体が被写体に寄る/引く
・ドリーインは視聴者に集中力を、ドリーアウトはストーリー性の表現を

・不要なブレと事故に注意

トラック

移動している被写体を追って撮影する技法

トラック(トラッキングショット)は移動している被写体を、カメラで追って撮影する方法。トラックの方法としては様々で、シンプルにカメラマンがカメラを持ってトラックする方法。

移動式撮影代を使用したりドローン、クレーンや車やその他の乗り物を使用することもあります。トラックは映像に躍動感を出したい時に効果的な技法です。

トラックの際は被写体との距離に注意しましょう。あまり離れすぎると俯瞰性が強くなってしまし、トラック効果が薄れてしまします。またトラックは撮影者も動くことから、周囲に注意を払う必要があります。事故にご注意を。

・被写体を追う方法は手持ち〜乗り物を使う方法まで様々
・被写体との距離に注意すること
・トラック時は周囲を把握し事故防止

映像のクオリティを上げるチェックポイント

/

  • プロが意識しているポイントを教えて
  • 撮影現場で注意すべきポイントは?
  • 失敗しない撮影現場にしたい!

ここからはXDESGINの百戦錬磨のプロのカメラマンが、現場で意識しているチェックポイントをお教えしています。

このブログを読んだ今日から、運任せの現場はやめましょう。しっかり抑えておくべきところをチャックして、根拠に基づいた撮影をしましょう。

これらを抑えることによって、映像作品のクオリティ爆上がり間違いなし!

カットは短めに

1カット10秒を目安に

撮影でカットの長さは重要です。1カット10秒前後を心掛け、長すぎず短すぎずのバランスを保つことが大切です。適切な長さでカットすることで、編集作業が効率的になります。

様々なシーンのバリエーションを用意し、視聴者の興味を引き続ける工夫も必要です。カットのタイミングを考えながらストーリーを構築し、映像の流れをスムーズにすることで、クオリティの高い映像作品を制作できます。

・1カットは10秒目安
・長すぎる/短すぎるカットは編集作業効率が下がる
・バリエーション豊富なシーンを撮影する

カメラを固定する

ブレを防ぐだけでも映像クオリティが飛躍的にUP

映像制作において、撮影時の手ブレは避けるべき重要なポイントです。撮影時の揺れは映像の質を著しく低下させる可能性があります。自信がない場合や完璧な映像を求める場合、ジンバルやスタビライザーなどの専用アイテムを積極的に活用しましょう。

これらのアイテムはカメラの安定性を保ち、ブレを最小限に抑える助けとなります。手ブレを防ぐことで、映像のクオリティが飛躍的に向上し、プロフェッショナルな仕上がりを実現できます。撮影時には常に安定性を意識し、アイテムの活用を検討しましょう。

・意図しないブレはタブー
・ジンバルやスタビライザーなどのアイテムの使用を検討
・ブレをなくすだけで映像のクオリティがUP

複数アングルから撮る

複数アングルから撮影することで映像に変化をつける

同一のシーンでも複数のアングルからの撮影は重要です。同じシーンでも異なる角度から撮影することで、映像に変化を与えることが出来ます。

また、編集段階で複数のアングルを組み合わせることで、情報の補完や幅も広がります。臨場感豊かな映像を制作するために、複数のアングルからの撮影を積極的に取り入れましょう。

・映像に変化をつける
・同一シーンでも複数アングルから撮る
・複数のカメラを使用すると効果的

事前にロケーションの下見に行く

事前に下見することでより良いアイデアが

映像制作において、本番前にロケーションの下見は極めて重要です。下見を行うことで、撮影の際により良いアングルやショットのアイデアが浮かび上がることがあります。また、現地の状況を把握することで、撮影時のトラブルを未然に防ぐことができます。

照明や音響、背景などの要素を事前に確認し、必要な準備を整えることで、映像のクオリティを飛躍的に向上させることが可能です。プロジェクトの成功に向けて時間をかけて下見を行い、本番に臨むことをおすすめします。

・映像に変化をつける
・同一シーンでも複数アングルから撮る
・複数のカメラを使用すると効果的

アシスタントをつける

アシスタントのサポートにより作業の効率化と安全面の確保

映像制作において、アシスタントの存在は極めて重要です。撮影中の段取りや準備を効率的にこなし、クリエイティブなアイデア提供によって映像のクオリティを向上させることができます。

特に高所作業や複雑なカメラワークが必要な場面では、アシスタントは安全面でのサポートを担当し、円滑な制作プロセスを確保します。アシスタントとの連携はチーム全体のパフォーマンス向上に繋がるため、映像制作において心強い味方となります。

・役割分担によって作業効率化
・客観的なクリエイティブなサポート
・カメラワークの安全面のサポート

映像クオリティ爆上げ必須アイテム

/

  • 現場で役立つアイテムを教えて!
  • プロはどんな物を使ってるの?
  • とにかく映像のクオリティを上げたい!

ここからはプロのカメラマン直伝、映像クオリティを爆上げする必須アイテムをご紹介。

無駄なお金をかけている暇なんてありません。ここで紹介しているのは、『必ず必要な物だけ』に絞っています。

しっかりチェックして、プロ思考なあなもしっかり準備して備えましょう!!

三脚

映像撮影のマストアイテム

映像制作において三脚は必須アイテムです。意図しないブレは映像のクオリティを下げ、視聴体験に悪影響を及ぼします。三脚を用いることで、プロのような安定感のある映像を実現できます。

また、高さや角度の調整も容易で、クリエイティブな撮影アングルを探求できます。ブレ防止を徹底して、映像作品のクオリティをUPさせましょう。

・映像撮影における必須アイテム
・カメラの手ぶれ補正機能もあるが完璧ではない
・ブレを徹底的に防ぐことにより映像作品のクオリティUP

ジンバル

手持ちの動きながらでもブレを抑える便利アイテム

ジンバルは手持ちで歩きながらでもカメラのブレを抑えてくれるため、スムーズな動画撮影が可能です。特に動きのあるシーンでブレを最小限に抑えたい場合、ジンバルは必須のアイテムです。

また最近のプロの撮影現場では、その効果からほぼ必ず使用されており、クオリティの高い映像制作に欠かせない存在となっています。さまざまなシーンでの活用出来るので積極的にジンバルを導入しましょう。

・手持ちでもブレを抑えてくれる
・動きがある撮影では必須
・プロの撮影現場でも必ずと言って良いほど活用されている

NDフィルター

光の量を抑えるレンズ用のサングラス

NDフィルターは、映像制作において光のコントロールに不可欠なアイテムです。レンズ用のサングラスとも称されるNDフィルターは、光量を抑えることで撮影にクリエイティブな表現を加える道具です。

色彩を損なわずに、光の量を調整し、野外撮影における白飛び現象を防ぐことができます。NDフィルターは野外撮影する上で欠かせない必須のアイテムです。

・光の量を抑えるレンズ用のサングラスと呼ばれている
・発色に影響を与えずに光の量を抑える事ができる
・光による白飛びを抑える事ができる野外撮影での必須アイテム

シーンに合わせたレンズ

シーンに合わせてレンズを使い分けよう

適切なレンズの選択は映像作品のレベルUPに必要不可欠です。シーンによって異なるレンズを使い分けることで、映像の表現力を引き出すことができます。オールマイティなズームレンズは汎用性が高いが、特化型の単焦点レンズも重要です。

単焦点レンズはボケ感を強調し、被写体を際立たせる効果があります。被写体にピントを合わせて背景をぼかすことで、映像美を向上させることが出来ます。

・シーンに合わせたレンズ選びで作品のレベルをUP
・単焦点レンズの使いこなしも重要
・ボケ感などを駆使して映像美を作り出そう

照明

明るさだけではなく被写体の立体感や質感の表現も

映像制作において、照明は不可欠な要素です。撮影において明るさだけでなく、被写体の立体感や質感を表現するためにも重要です。照明の配置や角度の調整によって、シーンの雰囲気や表現を大きく変えることができます。

特に、LEDライトはその光量の調整や色の変更が得意で、柔軟な表現が可能です。被写体に自然な輝きを与えるだけでなく、照明を使いこなすことで、映像に臨場感や深みを加え、プロフェッショナルな仕上がりを目指しましょう。

・撮影においてライトはマストアイテム
・被写体の立体感や質感の表現も
・光量/光色も自由に変えられるLEDがおすすめ

外部ビデオモニター

大画面によりディテールチェックが可能

外部ビデオモニターは映像制作において重要なツールです。大画面で映像を確認できるため、細かなディテールやフォーカスの確認が容易です。小さなカメラのモニターでは合っていたのに、画面が大きくなると甘かったなんて事は多くあります。

さらに、適正露出を保つためのアシスト機能も備えており、撮影現場で信頼性のある結果を得るのに役立ちます。外部ビデオモニターはプロフェッショナルな映像制作をサポートする不可欠なアイテムです。

・画面が大きく映像チェックがしやすい
・画面が大きくフォーカスが詰めやすい
・適正露出を取るためのアシスト機能があり便利

外部マイク

ねらった音をクリアに収録

外部マイクは高品質な音声をクリアに記録するために必須です。カメラ内蔵のマイクは無指向性で周囲のあらゆる音を拾い、雑音も含まれてしまいます。

しかし、単一指向性の外部マイクを使用することで、特定の音源に焦点を当て、優れた音質を確保できます。インタビューやナレーション、環境音の収録など、多岐にわたるシーンで外部マイクの活用が不可欠です。

・録りたい音だけをクリアに録れる
・カメラ内臓のマイクは全方位の音を拾い雑音の原因にも
・音録りが必要なシーンでは単一指向性の外部マイクが必須

予備SDカード

大切なデータを守るための必要な準備

予備のSDカードを準備しておきましょう。現場では長時間の撮影やヘビーなデータ処理が必要な場面もあります。その際、予備のSDカードがあれば安心です。また、データの安全性も考慮して、予備のSDカードにデータをバックアップすることも重要です。

また急にSDカードが読み込めなくなるような故障トラブルにも備えましょう。大切なデータの喪失や撮影中のトラブルを防ぐために、必要なコストとして十分な容量と信頼性を持つ予備SDカードを持っておきましょう。

・長時間撮影やヘビーなデータの予備に
・故障や紛失トラブルのバックアップに
・大切なデータを守るために品質の良いSDを

予備バッテリー

作業をストップさせないために備える

プロの現場では予備バッテリーは絶対に必要なアイテムです。現場では長時間の撮影やヘビーなデータ処理が必要な場面が多々あります。撮影中に『バッテリー無くなっちゃいました〜』なんて笑えません。

ロケーションによっては電源の供給が難しいこともあり、予備バッテリーがなければ撮影がストップしてしまいます。安定した撮影を続けるためには、十分な容量を持つ信頼性の高い予備バッテリーを備えておきましょう

・長時間の撮影や重いデータによるバッテリー消費に備える
・バッテリーが無くなることによって作業がストップするリスクに備える
・充電ができないロケーションも多い

クオリティ爆上げする動画撮影の基礎知識まとめ

/

  • クオリティ爆上げする撮影技法
  • クオリティ爆上げするチェックポイント
  • クオリティ爆上げ必須アイテム

最後までご覧頂きありがとうございました。私達XDESGNはこれを読んでくださった皆様に、心から活躍するプロカメラマンとなって頂きたいと心から願っております。

今回ご紹介したクオリティ爆上げする動画撮影の基礎知識は、プロ達も現場で意識している極めて重要なポイントばかりです。

ぜひブックマークにしたり、何度も見返せるようにしてください。もし、質問があればお気軽にDMをどうぞ。XDESIGN一同心よりお待ちしております。

XDESIGNは兵庫県・大阪など関西圏を拠点としてWEBデザイン、映像制作を行なっています。

XDESIGNはハイクオリティ主義の技術者が揃っており、大手企業様のプロモーション、求人。世界的に知名度あるイベントのお仕事など、実績豊富です。

お仕事のご依頼は是非、XDESIGNにお問い合わせください。

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次