『サーバーとは?』WEBサイト制作に必須なサーバーの基本と種類を解説

『サーバーとは?』WEBサイト制作に必須なサーバーの基本と種類を解説

ホームページを作るには、サーバーが必須です。

サーバーについて基本的な理解がないと進めませんが、高度な知識がなくても、自分に合ったサーバーを選んでホームページを作成することはできます。ここでは、ホームページ作成に必要なサーバーの基本的な知識と種類についてを簡単について説明します。

目次

サーバーとは

サーバーは、ウェブサイトやメールなどのデータを保存し、必要に応じて配信するデータ保管庫」のような役割を果たします。ユーザーが特定の情報を求めた際に、その情報を提供するのがサーバーです。

ウェブサイトの構築に欠かせないのが「Webサーバー」です。

ウェブサイトを「建物」とするなら、サーバーは「敷地」に例えられます。

敷地建物が敷地なしには建てられないように、サーバーがなければウェブサイトを公開することはできません。

また、ウェブサイトの公開にはサーバーの他にドメインも必要です。ドメインは、インターネット上でウェブサイトの位置を示す「住所」のようなものです。

サーバーの種類

自社サーバー

自社サーバーとは、企業が自分で所有・管理するサーバーのことです。

これにより、データの保存やウェブサイトの運営を自社で行うことができます。セキュリティやカスタマイズの自由度が高く、データの管理や処理速度に優れていますが、初期投資や運用コストがかかります。

自社サーバーのメリット

  1. セキュリティ:データを自社内で管理できるため、セキュリティ対策を独自に強化できる。
  2. カスタマイズ:サーバー環境やソフトウェアを自由にカスタマイズできる。
  3. パフォーマンス:高速な処理速度が期待でき、パフォーマンスが向上。

自社サーバーのデメリット

  1. コスト:サーバーの購入、設置、維持に高額な費用がかかる。
  2. 運用管理:専門知識が必要で、管理・運用の負担が大きい。
  3. スケーラビリティ:需要の変動に対応するための拡張が難しい場合。

レンタルサーバー

レンタルサーバーとは、インターネット上でウェブサイトを公開するために必要なサーバーを提供するサービスのことです。

レンタルサーバーは、ウェブサイトの運営に必要なサーバーのハードウェアや設置を、24時間365日の運用管理を専門業者が行ってくれます。これにより、サーバーの構築や保守管理の手間をかけずに、自分のウェブサイトを簡単に公開できるようになります。

レンタルサーバーのメリット

  1. 手軽さと利便性: サーバーの設置や管理を業者が行うため、知識がなくても簡単にウェブサイトを公開できる。
  2. コスト削減:自前でサーバーを構築する場合、高額な設備の導入が必要ですが、レンタルサーバーを利用することでその費用を抑えらる。また、定期的なメンテナンス費用も不要。
  3. スケーラビリティ:レンタルサーバーは必要に応じて簡単にプラン変更やリソース追加が可能。サイトの成長に合わせて柔軟に対応できるため、ビジネスの拡大にも適している。

レンタルサーバーのデメリット

  1. 制約と制限:レンタルサーバーのプランによっては、利用できるディスク容量や帯域幅、インストール可能なソフトウェアに制限がある。自分の要求に完全に合わない場合も。
  2. パフォーマンスの影響:同じサーバーを他のユーザーと共有する場合、他のサイトの影響で自分のサイトのパフォーマンスが低下することが。特に共有サーバーの場合、アクセスが集中すると速度が遅くなるリスクが。
  3. カスタマイズの制限:サーバーの設定やソフトウェアのインストールに制限があるため、特定のカスタマイズが必要な場合には適さないことが。自社サーバーと比較すると自由度が低い。

レンタルサーバーの種類は4つ

レンタルサーバーには更に、「共有サーバー」、「専用サーバー」、「VPS」、「クラウドサーバー」の4つの種類があります。以下で、それぞれのメリットデメリットを説明します。

共有サーバー

共有サーバーは、複数のユーザーが1つのサーバーを共有して利用するタイプのレンタルサーバーです。各ユーザーのデータや設定は個別に管理されますが、同じサーバーのリソース(CPU、メモリ、ディスク容量)を共有します。

共有サーバーのメリット

  • コストが安い:初期費用と月額料金が低く、初心者にとって手軽。
  • 簡単に始められる:設定が簡単で、技術的な知識がなくても利用可能。
  • メンテナンス不要:サーバーの管理やメンテナンスは提供者が行うため、ユーザーは気にしなくて良い。

共有サーバーのデメリット

  • リソースの共有:他のユーザーとサーバーリソースを共有するため、パフォーマンスが低下する可能性がある。
  • カスタマイズの制限:サーバー設定やソフトウェアのインストールに制限がある。
  • セキュリティリスク:他のユーザーの影響でセキュリティリスクが増えることがある。

専用サーバー

専用サーバーは、1つのサーバーを1人のユーザーが独占して利用するタイプのレンタルサーバーです。全てのサーバーリソースを自由に使うことができます。

専用サーバーのメリット

  • 高パフォーマンス:全てのリソースを専用に使用できるため、パフォーマンスが高い。
  • 完全な制御:サーバーの全ての設定やソフトウェアのインストールに制限がない。
  • セキュリティ:他のユーザーの影響を受けないため、セキュリティが高い。

専用サーバーのデメリット

  • 高コスト:初期費用と運用費用が高額。
  • 技術的な知識が必要:高度なサーバー管理の知識が必要。
  • 管理の手間:サーバーの全ての管理をユーザー自身が行う必要がある。

VPS (仮想専用サーバー)

VPSは、1つの物理サーバーを複数の仮想サーバーに分割して利用するタイプのレンタルサーバーです。
各仮想サーバーは独立しており、自分専用のサーバー環境を持つことができます。

VPSのメリット

  • 独立性:他のユーザーの影響を受けず、専用のリソースを利用できる。
  • 柔軟性:必要に応じてリソースを追加したり、カスタマイズが可能。
  • コスト効率:専用サーバーよりも安価で、共有サーバーよりも高いパフォーマンスを提供。

VPSのデメリット

  • 技術的な知識が必要:サーバーの設定や管理にある程度の技術知識が求められる。
  • コスト:共有サーバーよりも高価。
  • 管理の手間:ユーザーがサーバーのメンテナンスを行う必要がある。

クラウドサーバー

クラウドサーバーは、複数の物理サーバーを仮想化して1つの巨大なサーバーリソースとして利用するタイプのレンタルサーバーです。必要に応じてリソースを柔軟に追加したり削減したりできるのが特徴です

クラウドサーバーのメリット

  • スケーラビリティ:リソースを必要に応じて柔軟に追加・削減できるため、急なアクセス増加にも対応可能。
  • 高可用性:サーバー障害時に自動的に別のサーバーが代替し、サービスの継続性が高い。
  • コスト効率:利用した分だけ課金されるため、無駄なコストを抑えられる。

クラウドサーバーのデメリット

  • コストの変動:トラフィックの増加に伴い、コストが予想以上に高くなることがある。
  • 技術的な複雑さ:サーバー設定や管理が複雑で、技術的な知識が求められる。
  • 依存性:クラウドサービスプロバイダーに依存するため、プロバイダーのサービス停止や障害の影響を受けるリスクがある。

おすすめレンタルサーバー

X server

Xserver(エックスサーバー)は、日本国内で最も利用されているレンタルサーバーサービスです。

高性能な商用サーバーとWordPressの超高速環境「KUSANAGI」を採用し、非常に高速で安定したサーバー環境を提供しています。

現在、250万以上のウェブサイトがエックスサーバーで運用されており、19万社以上の企業からも支持されています。
信頼性と実績のあるレンタルサーバーをお探しの方には、エックスサーバーが最適です。
10日間の無料体験もあります。

さくらのレンタルサーバー

さくらのレンタルサーバは、上場企業が運営する老舗のビジネス向けレンタルサーバーです。月額128円(税込)から利用可能で、1996年からの長い運営実績があります。

サポートは平日10~18時に電話・メールで対応し、24時間365日受付可能です。企業や法人向けにおすすめで、2週間の無料体験が利用できます。料金は契約期間に関わらず一括支払いとなりますので、ご注意ください。

ConoHa WING

ConoHa WINGは、国内最速のWebサーバー処理速度を誇るレンタルサーバーです。
高速な「nginx」サーバーを採用し、大量アクセスにも対応します。

長期契約の「WINGパック」では、期間中に独自ドメインが2つまで永久無料。複数サイトの運営に最適です。また、「WordPressかんたんセットアップ」により、すぐにWordPressを始められます。

まとめ

今回はサーバーについて解説しました。
サーバーは情報を保管する場所であり、WEBサイト制作には必須のものです。

おさらいとして、サーバーは大きく分けて自社サーバーとレンタルサーバーの2種類があり、レンタルサーバーには更に、以下の4種類あります。

  • 共有サーバー: コストを抑えて手軽に始めたい初心者向け。
  • VPS: 独立性と柔軟性を求める中級者向け。
  • 専用サーバー: 高パフォーマンスと完全な制御を必要とする上級者向け。
  • クラウドサーバー: スケーラビリティと高可用性を重視する、柔軟な運用が求められるプロジェクト向け。

自分のサイトの規模や目的に応じて、適切なレンタルサーバーを選びましょう。

『サーバーとは?』WEBサイト制作に必須なサーバーの基本と種類を解説

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次